春一番の強風の中、皆様におかれましては無事に過ごされていますでしょうか?
「横浜国際女子駅伝」日本は残念ながらエチオピアに及ばず 2位でした。強風の中 コンディションの狂った選手も多かったのではないでしょうか。
さて 昨夜に続き、デカップリング(非連動性)のお話を少しばかりしたいと思います。
あらゆる指標は、米国経済のリセッション(景気後退)入りを予測させます。米国経済とリカップリング(連動)し易い日本経済ではありますが、なんとか持ち堪えて欲しいものです。
このような世界経済のダウントレンドの中、デカップリングしているものが存在します。商品市況です。
原油、金、銀、銅、白金・・・、穀物 など高騰、暴騰を続けています。特に白金(プラチナ)は、この1ヶ月で4割近くも上昇しています。
では何故 商品価格は上昇を続けるのでしょうか? 株式市場の下落で行き場を失った資金が商品市場に流れ込んで来たから だけなら問題は単純なのですが、中国、ロシア、インドなどが資源ナショナリズムを振り翳してきているので 今後とてもやっかいなことになりそうです。
いまや SWF(政府系ファンド)の力は、ヘッジファンドを軽く凌駕できるレベルとなっています。
白金価格の上昇は、私達は歯医者さんにとっても看過できない問題なんです。白金価格があまりに上昇するとコストアップに耐えられない自動車メーカーは、白金触媒からパラジウム触媒へ転換するでしょう。 そうなると歯医者さんで装着する銀歯に含まれるパラジウムの値段が急騰するのは、自明の理ですよね。
審美性、金属アレルギーの問題など総合的に考えると 保険の銀歯よりもセラミック系の差し歯の方が割安に思える時代が来るかもしれませんよ。
皆さんは、「レオン歯科」の看板で始まるデンツプライ三金のコマーシャルをご存知でしょうか? 『歯の治療技術は、目覚しく進化しています。気軽にお近くの歯医者さんへ…』とのコメントがありますが、デンツプライ三金は ジルコニアやインプラント材料を開発している企業です。
ジルコニア は、強度としなやかさという従来のセラミックの弱点を大きく改善した商品です。メタルフリー(金属を使用しない)で ブリッジの装着も可能です。
松田歯科クリニックでは、エステニア(最近は性能も向上しています)からジルコニア100まであらゆるセラミック系の差し歯をご用意できます。
それぞれに特徴がありますから 詳細は院内でお話しすることにしましょう。
今後世界は これまでと全く異なる価値観で動いていくような気がします。どの程度 インフレが進行するかも予測できません。 まあ個人的には いつまでも美味しいマグロが食べられると有り難いのですが・・・・。