「親の心子知らず」 本当にそうですね。 私の娘も小さい頃は 私の周りからいつも離れなかったものですが・・・・。 「洗濯機で一緒に洗わないで!」なんていつか言われちゃうのでしょうか。ちょっとゾッとするんですが。 いつまでも仲良くしてね!
知り合いの先生がボヤいてました。「昔は仕事を終えて家に帰ると 妻も子供も玄関まで迎えに来てくれたのに 今は犬しか迎えに来てくれない」と。
私の場合 犬も飼ってませんから 最近は空気しか迎えに来てないのですがそれがナニカ?
でも考えてみれば 私だって同じようなものでした。
高校時代は サッカー部に入ったり(TVドラマ「飛び出せ青春」の影響 多分に有り)、思いつきでラグビー同好会を創ったり(「われら青春」の影響 大いに有り)、女の子にモテようとしてバンドの真似事をしたり(成果のほどは?)・・・・・「勉強をしなさい!」と何度親に怒られたことでしょう。
74年 「われら青春」より
大学時代は車道楽で どれだけ親に心配をかけたことでしょう。スナック通いも随分とやってしまいました。
でも その時は自分のことで精一杯なんですよね。
で、なんで「親の心子知らず」なんですか? と聞かれれば・・・そう「親知らず」の話を少しばかりしようと思いまして。というのも親知らずの痛みで来院する患者様が結構多いのですよ。
親知らずの痛みは 智歯周囲炎と言いまして 最初は歯の周りの痛みだけですが、進行すると顎下リンパ節が腫れたり、のどが痛くなる扁桃周囲炎になったり、筋肉性開口障害をおこして顎が開きにくくなったりします。もっとひどくなると顎の骨にまで炎症が及びます。
私がまだ宇都宮で開業していた頃、全く顎が開かなくなってから来院された患者様がいらっしゃいました。 当然ながら即入院、点滴治療となりました。長引けば「鼻から牛乳」ならぬ「鼻からチューブ」の流動食ものですよ。
病気はなんでもそうですが、親知らずの処置も早目の対応がとても大事です。症状が軽ければ抗生物質投与だけで終わるかもしれないのですから。 もしも頻繁に炎症を繰り返すようならば抜歯した方がいいでしょう。
自慢じゃないですが、私は今まで抜歯で腫れさせたことが殆どないんですよ。いや、本当に。
親知らず(英名 wisdom tooth)は、英訳の通り 智恵の歯と呼ばれ、二十歳前後の分別がつく年頃になって生えてくる歯であり、もうその時には親は 子どもにそんな歯が生えていることなんて知る由もない(親知らず)のです。
親知らず の治療が無事終わった時には、ちょっとばかり親孝行もしてあげて下さいね。
私も親孝行しないとな。
「難しい!」と不評の私のブログも アルコールが入ると多少やわらかくなったでしょうか?