本日は、口腔細菌学の最先端で活躍している方とお話をする機会があったのですが、歯周病ワクチンの開発が可也 現実的なところまできているとのことでした。
粘膜ワクチン と呼ばれるもので 粘膜で抗体を作用させ、歯周病菌(主に P. gingivalis)の歯周ポケット内への侵入を水際でやっつけよう というものなので 通常の予防接種で行う ワクチンのように血液中で抗体を造り、、病原体が呼吸器や消化管などの粘膜から体に入り込んだ後にやっつけようとするものとは 少しメカニズムが違うようです。
そういえば もう既に 犬用の歯周病ワクチンは存在しているのでした。
愛犬に使用された方がいらっしゃったならば その予後経過など是非聞かせて欲しいものです。
しかしながら 歯周病ワクチンの発売を待つまでもなく、松田歯科クリニックで歯周内科治療をされた患者様なら その劇的な効果を実感されていることと存じます。
日常的に使用するものではありませんので 薬剤耐性の心配などは要らないと思います。副作用としても 多少お腹が緩くなった方が何人かいらっしゃった程度です。
歯周病に悩んでいらっしゃる方は まずは歯周内科治療をご検討頂ければと思っています。
インプラント周囲炎に対しても非常に高い効果を実感しています。
歯周内科治療のアフターケアは ペリオバスター歯磨き粉の継続的なご使用をお勧めしております。
「やっぱり薬はどうも苦手だ」「嫌だ」という方は、松田歯科クリニックにペリオバスターだけの購入にいらっしゃっても結構ですよ。
実際 ペリオバスター購入だけに来院される方もいらっしゃいます。
ヘリオバスター歯磨き粉は、市販の歯磨き粉より非常に効果があるもので 私も日常的に使用しているのですが、歯磨き後に市販の洗口液で30秒ほど お口を濯ぐようにすると更に効果的です。特に就寝前には 必ずそのように私はしています。
ここだけの話ですが、その口腔細菌学の教授がおっしゃるには 試験データ的には「*ス*リ*」よりも「*ン*ミ*」よりもサンスターの「ガムデンタルリンス」の方が効果があったとのこと。
まあ お口を濯いで 3時間もすれば お口の状態は 元の細菌叢に戻りますから それほど気にしなくてもいいのですが、あのピリピリ感に堪えられる方は試してみて下さい。