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2007.08.17

歯周内科治療とインプラント

多くの皆さんにとっては3連休だったのでしょうが、如何お過ごしだったでしょうか?

松田歯科クリニックは土曜日も夕方6時までやっておりますので 私にとっては2連休だったのですが、家族サービスで逆に疲れてしまいました。

一時期 日曜診療も行っていたのですが、どうしても講演会や勉強会が多くあるのでイレギュラーとなり、患者様にご迷惑をかけてしまったので今は止めています。

もしも「日曜しか時間がない」「日曜日が一番都合が良い」という患者様がいらっしゃいましたら お付き合いの長い患者様に限り マンツーマン形態でじっくりと治療してもいいかなと考えています。

さて 歯周内科治療を希望される患者様は順調に増えています。歯周病菌、カビを根本的に飲むお薬(ジスロマックとハリゾン)でやっつける というコンセプトは患者様にとっても分かり易く ご賛同頂き易いようです。

そして多くの方が「歯茎の腫れが全くなくなった」「歯茎が引き締まってきた」とおっしゃいます。これは従来の歯周病治療ではなかなか実現できなかったレベルのものです。

松田歯科クリニックでは、インプラント治療のプライマリ・ケアとして歯周内科治療を全面的に取り入れています。

折角植立したインプラントもメンテナンスを怠ると 天然の歯が歯槽膿漏でグラグラしてくるのと同じように インプラント周囲炎 となり、グラグラしてきます。

歯周内科治療は 歯と歯茎を歯槽膿漏、虫歯から長期的に守るように インプラントを長期的に保護します。

それからもうひとつ、当クリニックのインプラントシステムが 抜けた本数と同じ本数のインプラントを植立するのには理由があります。

天然の歯もブリッジ形態にすると両脇の歯に負担をかけてしまいますが、インプラントもブリッジ形態にすると支えるインプラントへの負担も大きくなります。

10年インプラントではなく、永続的なインプラントとするには個々のインプラント体になるべく負担をかけないようにする必要があるのです。

そして歯周内科治療によってインプラント体を歯周病菌から保護することにより、それは更に永続的なものとなるのです。