ブログ

2007.10.22

口臭を科学する

F1世界選手権は、K.ライコネン選手の奇跡の逆転チャンピョン獲得で幕を閉じました。

最速ドライバーと言われ続けながら これまで不運に泣いてきたライコネン選手でしたが、考え得る最高のシナリオによって奇跡は齎されました。

大クラッシュにも臆することなく 頑張ってきた彼の精神力が齎した奇跡だったと思います。

さて 口臭を気にする患者様が多くいらっしゃるのですが、歯周病などお口の中に原因がある場合と内臓疾患に起因する場合があり、口臭は体調のバロメーターでもありますから 口臭の原因を突き止めることはとても大事な事なのです。歯周病に原因がある時には、歯周内科治療を継続することで 口臭はかなり改善されるようです。

内臓、特に腸と肝臓に疾患がある場合に口臭は強くなりますが、 私のテリトリー外になりますので内科で相談されるのがいいでしょう。

口臭が、所謂 腸肝循環に起因する場合のプロセスは以下の通りです。

1)腸内で生成されたアンモニアやインドール、アミン類ニオイ物質が便とともに体外に排泄されないケース

2)腸内で生成されたニオイ物質が、回腸から門脈に入り肝臓に行かずに、直接血管に入り、ニオイ物質が血液を介して肺(呼気)や汗として出るケース

3)肝臓に行ったニオイ物質が無毒化(無臭化)されて尿に排泄されずに、そのまま血中に入り全身を回るケース、これは肝機能や腎機能が低下したときに生じます。

その他 肺に疾患がある時にも口臭があります。

フコダインが多く含まれる メカブ や モズクが口臭予防にいいと言われていますので 興味のある方は試してみるのもいいでしょう。