テレビの影響は やはり凄いのですね。 ドックベストセメント を希望される新規の患者様が 毎日大勢 来院されます。
如何に多くの患者様が、歯をなるべく削らない治療、 歯の神経を温存する治療を希望されているのか 改めて認識した次第であります。
それでは ドックベストの適応範囲よりも むし歯が もっと進行して神経まで達していた(歯の神経が見えている = 露髄)場合には どうすればいいのでしょうか?
通常は 神経を抜かなければならない段階にありますが、 プロルートMTA というセメントを使用することにより、神経を温存できる可能性があります。
窩洞を水洗、低濃度の次亜塩素酸ナトリウムで洗浄後、プロルートMTA で露髄を封鎖する
ドックベストセメント 同様に アメリカで開発され、根管治療や歯根に穴が開いていた場合などに用いられます。生体適合性、封鎖性に優れており、漏洩による炎症を引き起こすことなく組織再生能力があるといわれているセメントです。
松田歯科クリニック では、可能な限り 歯の神経を温存すべく ドックベストセメント と プロルートMTA を 患者様の希望により 使用致しております。
勿論 両方とも魔法のセメントでは ありませんので万能でないことだけは御了承下さいね。
人間は 「苦労すればするほど優しくなれる」 といいますが、本当なのですね。 多くのボランティア活動をされていたのですね。 病床にて最後まで震災で被害に遭われた方々を心配していたとか。
心の優しい素晴らしい女性でした。 田中好子さんの御冥福をお祈りいたします。