歯科治療は患者様にとって やはり精神的、肉体的に多大なストレスが掛かるものなのだと思います。
インプラント治療ともなると オペ時間は早くて1時間 埋入本数が多い時、難症例の時には2時間を越えることも多々有るわけですから ストレスも可也のものだと思われます。
術前の精密な検査、治療計画や最新のテクノロジー(コンピューターシュミレーションやサージカルガイドの作製)によって なるべく治療時間を短くする努力は勿論必要なことでありますが、術前の患者様の恐怖心や術中の精神的、肉体的なストレスを可能な限り和らげてあげることも大切なことだと思われます。
患者様の治療前、治療中の気持ちを落ち着ける精神鎮静法としては、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法があります。
笑気吸入鎮静法とは、全身麻酔で使用される笑気ガスを低濃度にしたもので 全身麻酔のように意識を失うことはありません。また体内にガスが残留することもありませんから副作用も全く無いといっても構わないと思います。
静脈内鎮静法とは、上腕部の静脈に鎮静剤と鎮痛剤を点滴し、術中のコントロールを行うものです。
笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法 共に中枢神経が抑制され 治療中の音や振動に対して鈍感になり、また健忘効果がありますので 2時間位の処置でも30分程度に感じられるとされています。
松田歯科クリニックでは 一般の治療において 非常に恐怖心の強い方には 笑気吸入鎮静法を(保険適用)、 インプラント治療において全身管理が必要な時には 麻酔専門医が生体情報モニターにて常時患者様を管理できる安心さから 静脈内鎮静法をお勧めしております。
私の所属しております日本歯科麻酔学会にて 今回ご縁があり、日本大学歯科麻酔学教室で講師をされているT先生と知り合うことができました。 松田歯科クリニックの静脈内鎮静法は そのT先生が行うことになりますので とても安心です。
インプラント治療をされる際に 静脈内鎮静法も御検討頂ければと存じます。