最近は、診療後にカルテ入力の為、パソコンと悪戦苦闘しております。この4月の保険改正に合わせてレセプトソフトをガラリと変えたのですが、これがなんとも不可解な作動をするものでありまして プログラミングからやり直しているのです。
本日も11時過ぎまで入力をしていたのですが、なんとこんな遅くに インプラントオペのアシスタントの安田君が診療所に飛び込んできました。
安田「ちょっと通りがかったものですから・・・先生、まだ仕事をしているんですか」
私「・・・・」 (な、なにもこんな忙しい時に来なくても・・・)
安田「先生、最近は休みなしで働いていますよ」
私「・・・・」 (そりゃ こっちのセリフだってばさ。金曜日からインプラントオペの連続だし、パソコンはやらないといけないし、昼休みも夜の憩いのひとときも全く無しだし。おまけに日曜は東京形成歯科研究会の勉強会だったし・・・・最近はブログもご無沙汰だったな・・・ということで思いつきで只今書いております)
その後、私はパソコン入力を諦め、安田君と1時間ほど今後のインプラント治療計画なども含めて談笑をしたのでありました。 (トホホホホ 何時になったらまともに入力できるようになるんじゃ?)
ここで少しばかり私の所属するインプラントのスタディグループである「東京形成歯科研究会」についてお話しましょう。
以前「献身」のところでちょっとお話しましたが、日本のインプラント学の草分け的な存在である奥寺先生、小島先生を筆頭にインプラント歴10年以上のインプラントスペシャリストの先生方が殆どのスタディグループであります。東京のみならず 北海道や広島などからの先生もいらっしゃいます。
インプラントに対する情熱が物凄い先生ばかりなので 私も刺激になっています。
日曜日の勉強会で 「てんびんの詩」が少しばかり話題になりました。
昭和恐慌という時代を背景に 近江商人の家に生まれた少年が、行商より試行錯誤を繰り返しながら「売る者と買う者の心が通わなければ物は売れない」という商いの神髄を獲得していくお話です。
新人研修用に「てんびんの詩」映画を利用する企業があるとのことなのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我々歯科医師も患者様と心からの信頼関係を構築しなければ本当に良い治療ができたとはいえないのでしょう。
患者様が納得するまでの丁寧な説明、治療後のメンテナンスまで責任をもって行う誠意、どんなに忙しくても最善を尽くす努力・・・・「てんびんの詩」から学ぶことは多いものです。